箏曲教室

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初めてさんの

お琴教室のご案内

お稽古中のデモビデオができました! 5分ほどの動画です。よかったらご覧ください。

https://kyotanabedentou.wordpress.com/2017/04/30/お稽古風景/

【お稽古日】月2〜3回    相談の上決定  忙しい方も続けられます

【入会費】京田辺伝統芸能伝承研究会 入会金として、こども2、000円、大人3、000円お納めください。 研究会維持費、運営費に当てさせて頂きます。

(当会 会員の方は、無料)

【費用】 初級  こども 月2回 3、000円   大人月2回 4、000円

【所要時間】 1回のお稽古の所要時間は、約30分です(プライベートレッスン)。お友達と2人でなどはご相談下さい。

【教材】楽譜を都度購入して下さい(数十円〜数百円)。

琴・爪:貸し出しもしております。続けてお稽古されるということで、購入をお考えの方は相談も受けております。

【体験レッスン】 1人1、000円

【教室会場】 京田辺伝統芸能伝承研究会 事務局

JR同志社前駅徒歩7分、近鉄興戸駅より徒歩15分

川のせせらぎがきこえる閑静な住宅街の中にあります。

【お問い合わせ・お申し込み】 京田辺伝統芸能伝承研究会 事務局   maki.findlay@protonmail.com   or  080-3368-0158

【担当】フィンドレィ 麻紀

1999年 箏曲名号「瑛美能」を許される。日本三曲協会・山田流箏曲協会会員。

瑛という字は、私の師匠の瑛能先生からの一文字、能という字は、師匠の師匠でいらっしゃったお家元の中能島先生の一文字から頂きました。

瑛能先生から度々お話をお聞きし、厚かましいとは承知ながら、孫弟子にあたることを心から光栄に思います中能島欣一先生とは、こんな方です:ja.m.wikipedia.org/wiki/

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箏曲レッスンの学生キャンペーンのお知らせ♫

平成14年度から、小中学校で和楽器(箏、三味線、尺八)の実習が導入されている関係で、

教員採用試験の受験のために和楽器の一つであるお琴の基礎を短期間で身につけたい学生を応援するキャンペーンのお知らせです。

受験予定の音楽科の学生さんなどは、どうぞご利用ください。

通常:

当会入会金:三千円

稽古代: 1レッスン 二千円(30〜40分)

受験応援キャンペーンでは:

入会金:千円

稽古代: 1レッスン 二千円(50分)

とさせていただきます。

1レッスンでじっくり稽古できます。

また、お爪がない場合、お貸し出来ます。

譜面もお貸しいたします。

さらに、月4回レッスンを入れられた場合、月謝は千円引きの七千円になります😃

お調子のとり方からリクエストに応じます。

お気軽にお問い合わせください🍀

受験目的でも、数カ月でお琴がだんだん好きになっていただけたら幸いです。

先生の好きという気持ちが子どもたちをワクワクへいざなうことでしょう♫

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⭐おことのショート・エッセイ⭐

お琴は、古事記にもありますように、大昔から使われていた楽器のようです。

源氏物語で、光源氏が玉鬘に琴の教授をしている場面があり大変興味深いです。平安時代にはお琴の弾き謡がなされていたことが記録に残っています。

「枕草子」の二十段では、宜耀殿の女御が少女時代に父から、

「1つにはお手をならひたまえ(書道)。次には琴の御ことを人よりことに弾きまさらむとおぼせ(琴を上手に引くようになりなさい)。さては古今の歌巻をみなうかべさせ給ふを御学問にはせさせたまへ(古今集和歌全巻の暗記)。」

と言われており、書、箏、和歌の三つが富裕階級の女子の教養だった事が想像できます(日本琴始め/広島県立歴史博物館)。

もちろん現代は、やる気さえ起れば、誰もが気軽に習うことのできる音楽です。楽器もピアノと同じで、中古品も入手できますし、調律も修理も西洋楽器ほどではありません。堅苦しい先入観を持たれる場合が多い習い事なのですが、全くそんなことはありません。

組歌という箏曲のジャンルで、和歌を何首か組み合わせ、読み歌い、琴を鳴らすというものがありますが(個人的に大好きなジャンルです)、これは、「箏曲組歌 発祥地」ウェブサイトから拝借すると、

『天文年間に山口の大内義隆 卿が, 京から迎えた北の方を慰めるために, しばしば都の公卿殿上人や楽人などを招いて詩歌管弦の遊 びを催したが, ある時その席で7人の若い殿上人が 一首ずつ歌を作り, つぎつぎに箏で弾き歌いすることが行われたこれが箏の組歌の起源であり, 歌の組合せなので組歌と言う。これゆえ最初の組歌の曲《ふき》の歌詞は七首になったが, やがて一人 が早世したため以後の曲では六首になった。』

とあります。

室町時代の禅僧達が、この後か前だったか定かではありませんが、修業の一環として組歌を始めています。

私が出会った「山田流箏曲」は、箏曲の2大流派の1つであり、能、謡曲、歌舞伎、長唄、一中節、河東節、清本など、様々な伝統芸能音楽と密接なつながりがあります。

ま た個人的に、箏曲を始め尺八やその他の日本の伝統音楽は、日本の和文化に深く根付いており、弓道、茶道、華道、武道などの「道」とも驚くべき共通点が見られ、大変興味深く感じております。箏曲は道でもあると思っております。道そのものが己を磨くこと、琴を通して己を浄化していくことも、ここ十数年強く意識して おります。

「お琴」「箏曲」といいますと、お琴という楽器をいかに自由自在に弾きならせるように腕をあげるか、に焦点がおかれているように思います。今は器楽的な観点でお琴と向き合っている場合がほとんどと言ってよいでしょう。

山田流箏曲の特徴であります、源平物など物語を語りながら箏の伴奏を付けるスタイルは、江戸を中心に大変流行しました。江戸時代は箏曲の7〜8割が歌もので、室町時代の禅僧も和歌に琴の伴奏を付け、それ以前の平安も声を出していました。  このようにむしろ昔は器楽曲は非常に少なく、西洋文化が入ってきた明治時代以降の現代の箏曲事情とは対照的です。

お琴、箏曲は、ほとんどの場合、古来より歌や詩がセットだったのです。独吟も多かったようです。

また、お琴はその形より古来から龍を模しています。龍は神様と人間との間を取り持つ遣いと考えられており、お琴の音色は神と人とのコミュニケーションの道具 としても使われていたと伝えられています。恐山の御巫女も、今も琴を鳴らして神のヨリシロとなると聞いています。「龍角」「龍尾」「龍舌」など、お琴の各 部所の呼び名に「龍」がついているのもその名残で、昔婚礼調度品の1つになっていたのは、主に「守り神」とされていたと言う理由により、大変興味深い和楽器です。

そ ういえば、日本で現存する最古の書物と言われる古事記にも、オオクニヌシの命が、スセリ姫(スサノオノ命の娘)を連れて逃げるシーンがありますが、そのときの手荷物は、1つだけしか描写されていません。それはお琴です。姫を背負い、姫のお琴を小脇に抱えて抜け出します。お琴とは、姫の分身でもあり、もし姫に何かあったときのお守りだったのでしょう。興味深いのは、お琴を小脇に抱えて走るだけでも重くて大変なのに、姫は自分も背負ってもらって いて、オオクニヌシに「重いからお琴を置いていっていいですよ」の一言の気遣いも描写されていないところです(・_・;  実際にどうだったかは分かりませんが、それほど当たり前のように大切な調度品だったのかもしれません。

レッスンでは、江戸時代を代表する検校や名人による古典作品、室町時代の禅僧から始まった組歌、万葉集、古今集などの和歌を盛り込んだ古曲を中心に、また短編の粋で古雅な初学曲、近代詩人(島崎藤村など)の曲などを希望により学習していきます。大半は弾きうたいです。

歌 の中に言霊(ことだま)を感じ、言葉の芸術と言われる和歌や日本古来の美しい言葉一語一語を大切にしながら、格調高い調べを通して心身の内面への感覚を研ぎすます習い事としています。呼吸を整わせ、無心の間に雑念が何処かに行ってしまいます。 また体の中心を思い出す、日本女性にぴったりの習い事だと思っております。内面のバランスは外面のバ ランスにも繫がっていますので、人生の様々なことに生かされる…  今振り返ればそう思えずにはいられません。お琴とのご縁は大きく、有難かったと思い ます。心身がどんどん軽くなっていくのを何度も実感したことがあります。

御稽古は伝統的にはプライベートレッスンですが、希望により初級はセミプライベートでもできますのでご相談させていただいております。

お子さんのお稽古では、和歌やわらべ歌などの琴歌に親しみ、楽しみます。

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