毎年旧暦1月14日、吉野の浄見原神社にて国栖奏が行われます。
去年は個人で行ったのですが、交通の便が悪く、今年は吉野ビジターズビューローさんのツアーに参加しました。
歴史資料館の池田館長のお話を聞き、いざ!国栖へ。
美しい天皇淵が迎えてくれます。
国栖は能「国栖」の舞台となったところ。
壬申の乱で身の危険を察した大海人皇子は吉野の宮からこの国栖に身を移します。国栖ひとの機転により皇子は難を逃れました。
さて国栖奏です。
応神天皇が吉野の宮に行幸されたとき、国栖人が来て、鱧酒(こさけ)、土毛(くにつもの)を捧げて歌舞を奏して天皇を慰めたのが始まりと言われています。
舞殿にはヒカゲノカズラが巻かれています。刈り取ってからも常若を保つこの植物に古代のひとは霊力を感じたのだとか。
翁が二人「エンエイ」と囃子ながら正月より十二月まで舞納め、四歌を奏して、最後に氏子さんと奉賽者の名前を読み上げます。
この四歌は応神天皇に捧げたという、記紀の歌がそのまま奏されます。
国栖奏がすむと舞殿の板が外され
ご本殿にお参り出来ます。今年はツアーだったので出来ませんでした…去年の写真をのせておきます。
次は梅谷さんという醸造元に参りました。
続きはこんど!