初稽古 2

2日前、今月の最後の茶道教室が終わり、ひと息ついたところです

今月先生の初釜にお招きいただき、年の初めに相応しいひとときを過ごさせていただきました

私も、先生の初釜には足元にも及びませんけれども、当会の初級クラスでみなさまに良い一年のスタートを切っていただきたいなと願いながら初稽古の準備を進めてきました

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(初釜に着た着物 / 母が着ていた染めの付け下げと、汕頭の袋帯を合わせました)

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学校帰りのお寒い中来られたこども教室の生徒さん↑  高学年の部

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水屋にて

こども教室のお干菓子は、大学生の生徒さんたちから頂戴した、京都・千本玉壽軒さんの可愛らしい落雁と、先日の落語の会でのお呈茶席で使わせていただいたみなみのさん手作りの和三盆のおちょぼを雪のようにあしらってみました

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大人向けクラス↑

今月から新しい方も加わり、おめでたい雰囲気を味わっていただけたようでうれしかったです

長板 諸飾り

水指 祥瑞写 染付

杓立 唐銅、火箸 鳥頭、建水 春慶塗面桶

(モデル :能楽師 観世流   松井美樹)

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茶室の床の間は、主に禅語のお軸を掛けることが多いです

こちらは広間の、形式的には書院造りの稽古場なので、広めの床の間になっていて、こどもたちにも分かりやすいかなと思い、双鶴図(そうかくず)(2羽のつがいの鶴の絵が書かれた、長寿と瑞祥の意が込められた寿ぎの場に合う掛け軸です)の掛物を掛けてみました

花入  青竹(いつもお野菜とお米でお世話になっている奥田さんに相談させていただいたら、山に行って切って来てくださいました!)

花  紅白椿、結び柳(箏曲を学びに来てくださっているKさんが、ご実家のお取引先の花屋さんから調達してくださり、頂いてしまったとても立派な結び柳です)

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染め小紋がとてもお似合いの松井氏

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大人の初級クラスでは、待合でのお白湯のいただき方なども勉強していただきました

こちらはクラス終了後、冷えた体を温めていただきたいと思って用意させて頂いた甘酒です↑

東京の友人の育子さんから頂いた、新潟の麹だけの上品な甘さが美味しい甘酒で、とても好評でした

普段甘酒は苦手という方が、美味しい!と召し上がってくださいました

今回の初稽古の空間は、小さいながらも、お世話になっている方々の結集で出来上がった場になりました

この場をお借りし、心より御礼申し上げます

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(富士山     2017年1月6日 撮影)

posted by Maki F

杉浦定期能

今年初回でございます❗

3月4日(土)午前11時開演 10時30分開場

10時50分より本日の能の簡単なお話がございます。

イラストつき解説も受付でお配りいたします。

能   吉野天人   出本勝範

能   楊貴妃       松井美樹

能   藤戸           金子    昭

春の一日、京都観世会館へお運びくださいませ。

切符絶賛発売中!でございます。

私 松井 miki.20030517@gmail.com

にて承ります。

宜しくお願いいたします❗

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観世会2月例会

2月26日(日)午前11時開演

京都観世会館にて

能  屋島  河村博重

能  海士  大江信行

私は仕舞 胡蝶を舞わせていただきます。

切符絶賛発売中。

私 松井までmiki.20030517@gmail.com

にて承ります。

宜しくお願いいたします❗

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金継ぎの美

昨年の夏、かき氷チャレンジをした奈良の樫舎さん。

あまりの人の多さに撃沈したのですが(待ち人が多過ぎて入るのを諦めました…)

今日たまたま前を通ったらすいているではありませんか。

憧れの樫舎さんにやっと入ることが叶いました。

正式名称は

萬御菓子誂處 樫舎(よろずおんかしあつらえどころ かしや)

春日大社さんを始め、寺社から注文を受けてお菓子を作っていたご主人が、周りの要望に応えて町家を改装してオープンされたそうです。

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お店に入ると、割合急な階段箪笥、そしてお水取りのお松明が目に入ります。

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おニ階へどうぞ、と通されて

お番茶です、と出されたお茶碗を見て

えらいひびひびやな、と思いました。

よくよく見ると「金継ぎ」がしてあります。

「金継ぎ」とは欠けた部分を漆で接着し、金で装飾しながら修復することです。

なんだかそのお茶碗にこころ惹かれました。

運んでこられた赤膚焼のお茶碗も珈琲カップも漆塗りのお皿も素敵だったのですけれど

私にはそのひびだらけの、継ぎはぎなお茶碗がいとおしく思えました。

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お茶碗は少しでも欠けてしまうと値打ちが下がるとも聞きましたが

値打ちとかそんなことではなくて

この一つのお茶碗から

ものを大事にする気持ち

こちらのご主人のお人柄や仕事に対する真摯な気持ちなどが感じられるのでした。

お菓子もお茶も丁寧に作られていてとても美味しいものでした。

お店の若いかたも、とても丁寧な対応でした。

赤膚焼のお茶碗も珈琲カップも

塗のお皿も素敵だったのですけれど

私にはこの継ぎはぎなお茶碗がとても美しく、こころ惹かれたのでした。

 

初稽古

明日はお茶の初稽古です。

染めの着物に織りの帯…

さっきから着物と帯をあーでもない、こーでもないと取っ替え引っ替えしておりましたが

結論

誰に迷惑かけるでなし

着たいものを着ればいい…

自分が気持ち良くお稽古できればそれでいい…

決めました。

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あとは早起きするだけです❗

年が明けての初めてのお稽古、と言うのは自分がする場合でも、していただく場合でも

気持ちもからだも引き締まります。

まだ所作もお作法も全然ですが、楽しみつつ学んでいきたいと思います。

 

お囃の会のご報告

昨日は学校での落語席、沢山の方にお越し頂いたようで、本当によかったと思います

また、

お呈茶も好評でしたようでホッと致しました

中には二服もお召し上がりに来てくださった方もいらっしゃり、素晴らしい手書きのカードもその方から頂戴しました

ジンと来てしまった温かいひと時でした

お手伝い頂いたみなさまにも本当に感謝申し上げます

到底一人では為し得ず、軸を飾る衝立に試行錯誤しておりましたら見兼ねて組み立て式の衝立をご用意してくださった保護者のお父さん、自宅と学校間を茶道具を車で運んでくださった方々、美味しいお菓子をご用意してくださったみなみのさん、お手伝いしてくださったお教室に通ってくださる保護者さん、学校保護者のお嬢さん、青竹と柳を用意してくださった奥田さん、一服しに来てくださったお子さんたちや親御さん、お片づけしてくださった皆様本当にありがとうございました

おかげさまで少しはNPOに寄付が出来ましたこととても嬉しいです

反省点も多く、お茶席の印になる旗についてすっかり忘れていたこと、会記を書いた方が良かったなと思ったこと、花器を下げる紐を忘れたこと、次回はテーブル席をコの字形にしよう、などなど、あれこれ思いました

 

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当日のお茶と主菓子(銘「おめでとう」無農薬小豆と道明寺粉、氷餅で作られている)とお干菓子(「紅白おちょぼ」和三盆、ピンクは苺で色付け)

 

9日 お囃の会 のお知らせ

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(ゆずり葉・  新芽(子の葉)が出ると、古葉(親の葉)は翌年孫葉が出てその成長を見てから落ちるので、生命の永続性と福を後世に譲ることを象徴する)

 

間近のお知らせになってしまい申し訳ありませんが、

1月9日(月・祝)に、京田辺シュタイナー学校のホールにて、どなたでもご参加いただける本格的な落語席が開催されます

 

第15回を迎えるお噺の会、私も今から楽しみにしています

茶道初級クラスに通ってくださる方が世話人のお一人としてご準備してくださっています

お知らせを下記に転載させて頂きますが、どなたでもご参加できますので、ご近所などお誘い合わせの上、いかがでしょうか?

 

また、第一部と第二部の間で色々な手作り販売がございますが、この度お声がけ頂き、私もカジュアルな雰囲気でワンコインお抹茶席をご用意させていただくことになりました

生菓子は、みなみのさんに体に優しく美味しいのを(相談に相談を重ねて)お願いいたしました。可愛らしい和三盆の手作り干菓子もお付けしますので楽しみにしてくださればと思います

立礼で気軽にお抹茶を召し上がっていただけるので、作法を気にされている方も気兼ねなくお正月の雰囲気を味わっていただきたいとおもっています
売り上げを僅かですが学校への寄付とさせて頂きます

主菓子はたくさん用意してお待ちしておりますが、一応限りがありますのでご容赦くださいませ

それでは9日、初笑いのひと時をお楽しみください

 

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第1部は14時(午後2時)から、第2部は16時半(午後4時半)から開演です。開場は各30分前です。

1部と2部の落語会の間に、4年生教室で、
お抹茶(お菓子付き)、パンやシフォンケーキ、コーヒーや
お茶、おしるこ、などの販売も行います。

新年の初笑い、ぜひ、お友だちお誘い合わせのうえ、お越しください。
世話人会一同、心よりお待ち申しています。

お噺の会世話人会
池山 Fax:0774-64-4414  Mail:kobowao@mbf.nifty.com

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『第15回 お噺の会 in 京田辺』
1月9日(月・祝) 京田辺シュタイナー学校ホール

【第一部】『おやこで楽しむらくご会』
14時開演(13時半開場)・幼稚園年長以上(大人同伴が必要です)
桂米紫「狸のさい」「動物園」/桂弥太郎「つる」
三味線:岡野鏡

— 4年生教室で喫茶・軽食販売 —-

【第二部】『大人のための落語会 ~米紫・文鹿 二人会~』
16時半開演(16時開場)・小学5年生以上(小学生は大人同伴が必要です)
桂米紫「天災」「たちぎれ線香」/桂文鹿「鹿政談」「銃撃戦」
桂弥太郎「開口一番」
三味線:岡野鏡

木戸銭(大人・子ども同一料金)
第1部2部通し 2500円
1部のみ 900円
2部のみ 1800円

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(武道の神様を祀る鹿島神宮    2017年1月2日 撮影)

明けまして おめでとうございます

みなさま

昨年も大変お世話になりました

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(2016年12月31日 大晦日 撮影   富士山)

私的に振り返っても様々なことがあった年ですが、世界は激動の一年でした

気が回らず知らない間にご迷惑をおかけしたり、融通が効かなかったり…   周囲の方々には甘えっぱなしで生きてきておりますが、

今年、一人一人の生き方や小さなご縁が、日本や世界の方向性に大きな影響を及ぼしていることを、心に留めながら暮らしていける2017年でありますように

下記に私の好きな詩をご紹介し、新年のご挨拶とさせていただきます

ずっと大好きで、これからも指針になり続けるだろう素敵な詩です

ご存じの方も多いのではないでしょうか?

訳が古いものしかなかったので、少しだけリズムを整えるために、勝手にちょっぴりアレンジさせていただきました

青春の詩               原作:サミュエル・ウルマン

 

青春とはなんであろう

それは、人生のある期間をいうのではなく、

心の様相をいうのではないだろうか

すぐれた創造力、

たくましき意志、

炎ゆる情熱、

怯懦をしりぞける勇猛心、

安易をふりすてる冒険心、

こういう様相を青春というのではないだろうか

人が老いるということは、

ただ単に年を重ねただけのことであろうか?

老いとは、理想を失うときにはじめてやってくるのではないだろうか

歳月は確かに皮膚のしわを増すのだろう

しかし情熱を失わない限り、精神はしぼまない

 

苦悶や、狐疑や、不安、恐怖、失望、こういうものこそ、

あたかも長年月のごとく人を老いさせ、

精気ある魂をも芥に帰せしめてしまう

 

年は七十であろうと十七であろうと、

その胸中に抱き得るものはなにか

 

いわく驚異への愛慕心、

空にきらめく星辰、

その輝きにも似たる事物を貴び敬う心、

事に処する剛毅な挑戦、

幼子のごとき純真さ、

人生への歓喜やときめき

 

人は疑惑とともに老いてゆくが、

輝く精神とともに若くあり続ける

人は恐怖とともに老いてゆくが、

自信とともに美しく佇む

 

希望ある限り若く、失望とともに朽ちる

大地より、神より、人より、

美と喜悦、勇気と壮大、

そして偉力の霊感を受け賜う限り、

人は若さを失うことはないのだ

これらの霊感が絶え、

悲歎の白雪が心の奥までも覆い尽くし、

皮肉の厚氷がこれを固くとざすに至れば、

そのときこそ

神の憐れみを乞うるほかはないほどに、

真に老いていくのだ

 

天から降り注ぐメッセージに胸を開き続けるなら、

地からの躍動を感じ続けるなら、

あなたは常に、青春である

 

Youth is not a time of life-it is a state of mind; it is a temper of the will,a quality of imagination, a vigor of the emotions, a predominance of courage over timidity, of the appetite for adventure over love ease.

No body grows only by merely living a number of years; peoples grow old only by deserting their ideals. Years wrinkle the skin, but to give up enthusiasm wrinkles the soul. Worry, doubt ,self-distrust, fear and despair-these are the long ,long years that bow the head and turn the growing spirit back to dust.

Whether seventy or sixteen, there is in every being’s heart the love of wonder, the sweet amazement at the stars and the starlike things and thoughts, the undoubted challenge of events, the unfailling childlike appetite for what next, and the joy and the game of life.
you are yang as your faith, as old as doubt ;
as young as your self-confidence, as old as your fear;
as young as your hope, as old as your despair.

So long as your heart receives messages of beauty, cheer, courage, grandeur and power from the earth, from man and from the Infinite so long as your young.

When the wires are all down and all the central place of your heart is covered with the snows of pessimism and the ice of cynicism, then you are grown old indeed and may God have mercy on your soul.

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(2016秋 娘の十三詣り@法輪寺 撮影)

京田辺伝統芸能伝承研究会、小さな小さなローカルの活動ですが、少しづつ充実させていきたいです

今年、色々と計画をしていることがありますので、楽しみにしていていただければと思います

今後もどうぞおつきあいのほど、よろしくお願いいたします

Think globally, act locally!

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(2017年1月1日 初日の出  千葉県印旛沼のほとりで  午前7時 撮影)

京田辺伝統芸能伝統研究会

posted by Maki F.